「ホスピタリティと安心感で皆を支える」なかもとかおるティーチャー:おやこくらぶインタビューvol.03

おやこくらぶインタビュー特集

 こんにちは、おやこくらぶスタッフのNanaです。
「おやこくらぶインタビュー」の第3回目をお届けします。今回は、おやこくらぶオンラインの初期から運営に携わっているなかもとかおるティーチャーに話を聴きました。

本日はよろしくお願いします。マザーズコーチングにはどのように出会ったのですか?

 上の息子が小学校に入学するタイミングでCA(キャビンアテンダント)の仕事を辞めたのですが、専業主婦になってよかったなと思ったことはたくさんありました。でも、この先に自分の目標をどうしようか考えたときに、やりたいことが見つからず、ずっとモヤモヤしていました。好きなハンドクラフトを仕事にと考えた時期もあったけれど、そんなとき子育てにも役立つマザーズティーチャーという資格があるのを知りました。何か資格を取りたかったことが最初のきっかけでした。

ー その後どのようにマザーズコーチングを深めたのですか?

 資格を取った後に、コーチングにはまっていきました。このままでは、自分は開講できないのでは?と思い、自分自身がコーチングセッションを受けたり、勉強会に参加したりしました。おやこくらぶは、神戸で対面イベントをやっていた時期に初めて参加しました。

 その当時、マザーズコーチングの資格をどう生かしていいかわからなくて…。ほかのティーチャーのみなさんがどうやって開講したり、活動しているのか知りたくて、ティーチャー限定の勉強会やイベントに参加しようと思いました。以前は、地域ごとのランチ会なども開催されていたのですが、初対面の人と食事を一緒にすることは私にはハードルが高かったんです。おやこくらぶのイベントは、代表のみわティーチャーのおかげでコミュニティに入りやすかったです。

ーそうだったのですね、その後、おやこくらぶにどのようにのめり込んだのでしょうか?

 オンライン化してもしばらくは、受け身で参加していました。おやこくらぶ内での講座も自分はやるつもりはなくて、サポートで入りますと言っていました。でも、みわティーチャーに「やったら?できるよー」と言われて、CA時代の経験を生かした旅行に関する講座をやってみることになりました。その後は、ペアを組んでコーチング講座をやったり、絵本『鏡の中のぼく』の読み聞かせを関西弁でやってみたり、だんだん楽しくなっていきました。三品紀子ティーチャーと毎月ゼロベースで講座を作ったことはとても勉強になりました。同じことに対しても感じ方が全然違い、視点を増やせたんです。

企画した数々のオンライン講座
オンライン講座の様子

おやこくらぶの活動を通して、新たな発見などはありましたか?

 CA時代に当たり前のようにやっていたことが、おやこくらぶの活動を通して実は自分のスキルだったということに気づくことができました。例えば、おやこくらぶの講座を開催してから、安心感がある、聴くスキルが高いというフィードバックをもらうようになったんです。チーフパーサーをしていたとき「チーム全員でフライトを作ること」を意識していたのですが、その経験が全体を俯瞰(ふかん)してみるスキルにもつながっていましたね。

 チーフパーサーは客室内の責任者で、機長とのこまめなやり取りが必要になります。対面で話せるわけではなく、音声のやり取りが基本です。そのため、機長が見ることのできない客室内の様子をいかに短い時間で正確に伝えるかが重要でした。当たり前のようにやっていたけど、俯瞰してみる力があるねと言われるのは、この時の積み重ねがあったからかもしれません。

なるほど!おやこくらぶの活動を通して、過去と今がつながったのですね。CAの仕事と、コーチングの関係について、もっと詳しく知りたくなりました。俯瞰することのほかにも何かありますか?

 そうですね、相手にあわせて聴く力とか、あと安心感もあるかな。まだ自分がチーフパーサーではなかった頃のフライトで、離陸してすぐ不具合が発生し、出発地に戻るのか目的地に向かうのか、不安だったことがありました。その時に、ぱっと当時のチーフパーサーをみたら、ずっとにこにこ笑っていて、大丈夫だなと思えたんです。お客様だけじゃないくて一緒に働く人に対しても安心感があるといいなと感じ、とても記憶に残っています。

「目的地に一緒に向かう」という点でも、コーチングとCAの仕事は似ているかもしれませんね。

 そうですね、搭乗便ごとに目標設定をしていましたね。チーフパーサー時代、「まずは自分自身が楽しんでください」と話していました。クルーが楽しめたら、それがお客様にも伝わります。みんなが楽しくフライトできるようにコーディネイトすることを大切にしていました。

現在、おやこくらぶの運営など幅広く活躍されていますが、その中でもおやこくらぶラジオ「ゆるふわリクエスト」は特にCA時代の経験を生かされていますよね!

 実は…、本当はやりたくなかったんです(笑)。でも苦手なくせにナレーションを聴くのが好きで自分でもやってみたいと思っていました。機内アナウンスっぽくなるとおもしろくなくなるから、中間を狙っています。それがなかなか難しくて最初は何回も撮り直しました。ちょっと気を抜くと機内アナウンスになってしまいますね。

「ゆるふわリクエスト」今後も楽しみにしています!最後に、この記事を読んでおやこくらぶに興味をもってくれた皆様へ一言メッセ―ジをお願いします。

ぜひ一緒に楽しめたらいいなぁと思っています。おやこくらぶでは、スタッフのみんなも和気あいあいと挑戦しています。私も知識ゼロのところからワードプレスでウェブサイトを作りました。何か特別なことができる人が集まっているのではなく、ちょっと話したいなーと思ったときに聴いてくれる人がいる居場所、あったかい場所であることが伝わったらいいなと思います。「ママのサードプレイス」おやこくらぶにぜひ遊びに来てください。

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インタビュー:おやこくらぶライター/Nana

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